立派な琉球かすり会館というのがある。
ただ、なんかこのコンクリートの建物は外観も内部もどうも殺風景で暖かみが少しも感じられないなぁ。
1階には、いろんな柄の反物や作品があってなかなか興味深いものがあるけど、もちっと明るくして欲しい気はする。作品保護のためかな。
2階では、機織りの実演を見学できる。一人二人のいわゆる観光用じゃなくてずらっと並んだ織る様は、それぞれが違う柄を織っているので見ていても楽しい。
かすりの由来は、その布の模様がかすんでいる状態から来ているそうだ。布を織っていくと徐々に現れてくる絣模様は、糸を染める時点から綿密に設計されたもので織る前に模様を染めることが絣織りの特徴なんだそうだ。即興ではできないのね(^^;
絣の里の工房が散在する集落を少し歩いて見る。ちょっとした盆地状になっているような感じ。染色用の植物を廻りに植え込んで解説がしてある小さな公園は、何の変哲もないんだけど、ちょっとした工夫だなぁと思った。もちっと工夫するといいのにね。
かすり会館では、機織りの音が小気味よく鳴り続けていたんだけど、工房が散在するはずのこの辺りは静かだった。
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