2007年06月17日

南風原壕群20号一般公開

24gougou_ent.jpg黄金森の沖縄陸軍病院壕へは何度か足を運んだことがある。20号壕と24号壕は公開に向けて準備されていると聞いていたのだけど、広報はえばるによると、いよいよ明日6月18日午後1時から一般公開が始まるのだそうだ。沖縄陸軍病院南風原壕群は、1990年に戦争の悲惨さを伝える証として、南風原町の文化財に指定されたもので、戦跡では全国初の文化財指定。

南風原壕群20号は手掘りの壕で、幅・高さともに1.8m。長さは約70mで、入り口から約30mは当時のままの状態だそうだ。壕はツルハシとクワを使って手掘りされていいて、壕内には、構築時の作業痕や病院撤退後に火炎放射器で焼かれた壁面など生々しく残っている。天井には朝鮮半島出身者の患者が彫ったと思われる「姜」という文字なども残り、当時の状況が伝わってくるそうだ。南風原には他にも戦跡が数多く存在している。南風原便利マップにもマッピングしてあるけど、広報南風原に掲載されていた、はえばる戦跡マップを下に転載すると供に関連記事へのリンクも掲載しておくので活用して欲しい。

map_senseki.jpg
はえばる戦跡マップ
広報はえばるより転載
関連記事:
黄金森の沖縄陸軍病院壕
黄金森の沖縄陸軍病院壕2
悲風の丘
穴のあいた水タンク跡
津嘉山の弾痕の残る塀
慰霊祈和の塔
南風原町立南風原文化センター

もうすぐ慰霊の日。この機会に病院壕や戦跡を巡って、戦争の悲惨さ、平和の尊さを感じてみてはどうだろうか?

map_20.jpg
広報はえばるの地図より転載
南風原壕群20号の見学についての詳細は以下の通り。

公開時間:午前9時〜午後5時(受付は午後4時半まで)

休壕日:水曜日・12月28日-1月3日・非常時

見学方法:一度に入る人数は10人以内・全員必ずヘルメットを着用・懐中電灯を使用※現場無料貸出・常駐ガイドが案内する・見学時間は1グループ20分程度。

料金:南風原町内在住者は、小中高50円(団体は無料)一般200円(団体150円)。南風原町外者は小中100円(団体は50円)高200円(団体150円)一般300円(団体250円)。団体は20人以上

申込方法:利用団体が直接申し込む(旅行社などからは申込不可)・個人・団体とも完全予約制・見学予定日の半年前から受付・申込受付中

申込・問合せ:南風原町立南風原文化センター 電話:098-889-7399


文化センターの方からメールをいただきました。今週、多分6/24日まではすでに予約がいっぱいなようです。行かれる方は早めに予約した方がいいようです。


●個人(一人でも)の予約も可能です。

●事前の完全予約制です。予約はできるだけ3日前までにすませてください。今週(6月24日まで)は一杯です。

●要項・申込書等の入手にはパソコンのメールアドレスかファックス番号をお知らせください。

Email:bunka-c@town.haebaru.okinawa.jp  TEL&FAX : (098)889-7399

●車椅子で入ることも可能です(但し、3台まで。電動は不可)が、車椅子を介助する方は相当な体力が必要です。こちらのほうで、車椅子を入壕できるかどうかの検証をしたのですが、30才代前半の青年がきつそうでした。ちなみにこちらでは車椅子は備えておりません。あしからずご了承ください。




haebaru_map.gifこの地図は拡大も、マウスで移動もできます。


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ラベル:沖縄 戦跡 南風原
posted by rio at 00:00| Comment(1) | TrackBack(0) | 遊ぶ・学ぶ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
突然の書き込み、失礼します。
先月、6月16日土曜日に南風原文化センターで
「二つの壕・松代大本営と沖縄の」という語りを
させていただきました京都の者です。「南風原」で検索していてみつけました。20号壕の公開前日に文化センターの館長さん達と一緒に見させていただきました。沖縄に行く前にこのブログを見させていただいていればよかったなぁと今思っています。またチョコチョコ見させていただきますのでよろしくお願いします。
Posted by IKENAMIです at 2007年07月12日 11:32
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