
ここには、戦前まで井泉(イジュンガー)、クムイ、鍛冶屋(カンジャーヤー)があったそうだ。イジュンガーは水量が豊かで、本部区民の飲料水や、南風原小学校の湯茶として利用されていた。
クムイは、野良仕事のあと、芋や野菜を洗ったり、馬などを浴びせたりしていたらしい。またこのクムイで、那覇の人が鯉などを養殖していたこともあるそうだ。



カンジャーヤーは、首里から農繁期の前に鍛冶屋職人がやってきて、農具の修理などをしていた。残念だけど、1955年(昭和30年)頃、井泉やクムイは埋立られ整地された。



こんな風に染色用の植物が広場の廻りに植えられ、解説用のコンクリートのポールも設置されている。周辺を散策するのもいいと思う。照屋や本部の石獅子もこの周辺に散在しているしね。


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